大島智衣の「oh! しまった!!」

しまったあれこれ随想録

〈38〉マンホールの守り人

もうバスのなくなった深夜に、駅から自宅へ帰る道のりは、本当はいつもちょっと怖い。人も車の往来もほとんどなくて、街灯もまばらな道路脇の道を30分ほどしんしんと歩く。と、いらしたの!? とばかりに、不意打ちに後ろから人が来るとなおさらに怖い。 そ…