大島智衣の「oh! しまった!!」

しまったあれこれ随想録

〈44〉どういうときのじぶんが好き

どういうときのじぶんが好きだろう。 益田ミリさんの『女という生きもの』という本のなかで、夏でも着物を着こなしている年配女性に出先の化粧室で出会ったミリさんが、迷いながらも「素敵ですね!」と声を掛けると、その女性がパッと笑顔になり、 “わたしに…

〈20〉手を、ふる。

この先に消防署がある。 朝、出勤しがけに消防隊員がずらっと整列し朝礼をしているのを見るのが好きだ。 消防署の周りをランニングしている隊員たちに遭遇するのも好きだ。電車のダイヤが乱れてるけど、「本日に限り始発で運行します」とタイミングよく始発…