大島智衣の「oh! しまった!!」

しまったあれこれ随想録

甘くないグミ

[voice icon="http://6ropeway6.com/wp-content/uploads/2019/04/prof_oshimatomoe300px.jpg" name="大島智衣" type="l"] 2018年9月5日(水) もっと“甘くない”グミってないかな・・・とよく思います。グミが好きなので。でも、前に一度、甘さ極控えめでじぶん…

手が伸びないのは

[voice icon="http://6ropeway6.com/wp-content/uploads/2019/04/prof_oshimatomoe300px.jpg" name="大島智衣" type="l"] 2018年9月4日(火) むかしから「きらいじゃないけどなーんか手が伸びないなぁ」という食べものってありませんか? で、それ食べた後っ…

避暑る

[voice icon="http://6ropeway6.com/wp-content/uploads/2019/04/prof_oshimatomoe300px.jpg" name="大島智衣" type="l"] 2018年9月3日(月) 9月に入ってようやく、暑さも落ち着きましたかね。今年の夏は、暑すぎてぼーっとしてなにもできなかったので、これ…

〈44〉どういうときのじぶんが好き

どういうときのじぶんが好きだろう。 益田ミリさんの『女という生きもの』という本のなかで、夏でも着物を着こなしている年配女性に出先の化粧室で出会ったミリさんが、迷いながらも「素敵ですね!」と声を掛けると、その女性がパッと笑顔になり、 “わたしに…

〈43〉待ち時間のトイザらス

先週、数年ぶりにじんましんが出た。ただでさえ「赤ちゃんみたいだね」「握るとクリームパンみたいだね」と言われるぷっくりした手の指たちが、いよいよ茹でたてシャウエッセンみたいになってしまったので、勤め帰りに皮膚科へ駆け込んだ。 すると皮膚科、75…

〈42〉ヒツジと歩けば

先日、生まれて初めてホストに声を掛けられた。驚きである。 これまで、どんな街でも、彼ら道端にわんさかたむろしているホスト諸氏たちは、きれいに私をよけてくれていた。そういうものだと思っていた。それが、夜9時過ぎ、駅までの道を急ぐショッピングモ…

〈41〉ヘッドゥスピニョーの帽子

勤め先の受付に、青年が訪ねてきた。「あのっ。落とし物届いてませんか? ニット帽なんですけど」ストリートダンスでもやっていそうな、お洒落でカジュアルなファッションに身を包み、若く活発ではあるが、少し人見知りする風の青年だった。 「まだ届いてい…

S63夏

これが最後になるなんて..

オルフェウスの謎

確かに大好きな漫画だけれど『オルフェウスの窓』の12巻だけが..

754さん

改札でSuicaをピッてやったら..

食べる目薬

ブルーベリーって、ひと粒かじっただけで..

〈40〉抱擁の代用

抱き枕はもういらないから“抱かれ”枕がほしい。マジックテープとかでぎゅぎゅっと留めて、前から後ろから、抱かれたい。抱きしめられたい。そんな枕がほしい。 けれど、もうそれは、枕じゃないかもしれない。いや、はっきりさせておこう。 枕じゃ、ない。 し…

愛グッピー、愛小エビ、愛タニシ

両親が旅行に行っている間の数日間、熱帯魚のエサやりを頼まれました。普段は..

隣のパピコ

この前パピコを食べている人を見て、無性にパピコがおいしそうで..

タイムマシーン蝉

蝉は9年くらい土の中で過ごすんだったよなぁ。だとしたら今鳴いている蝉は2009年生まれ!? すっごい前だ……。とセンチメンタルになって調べてみたら..

〈39〉幸せのウラオモテ

駅まで歩いて20分ほどの道も、暑くなってからは毎朝循環バスに乗っている。 「◯◯駅行き」のバスよりも、循環バスのほうが時間どおりに来やすい。そう気づいてからは、循環バスが到着するバス停からバスに乗る。 昨夏は、このバス停も今年ほど暑くはなかった…

〈38〉マンホールの守り人

もうバスのなくなった深夜に、駅から自宅へ帰る道のりは、本当はいつもちょっと怖い。人も車の往来もほとんどなくて、街灯もまばらな道路脇の道を30分ほどしんしんと歩く。と、いらしたの!? とばかりに、不意打ちに後ろから人が来るとなおさらに怖い。 そ…

〈37〉全然おぼえてない

男性と二人で食事に行ったり呑みに行ったりだして、あとになって何がショックって、彼がじぶんに興味がなさそうだとかあの日なんの進展もなかったなとかそんなことじゃなくて、彼らのほとんどなにも覚えていないことだ。何を言ったか以外にはだいたい。一緒…

〈36〉21世紀エレベーター少年

友だちの家を訪れるのにマンションの1階でエレベーターを待っていた。風通しのないこもった空間で蒸し暑く、足元を見ると蚊が飛んでいた。思わず足をばたばたさせて刺されまいとしていると、ドタドタと走り込んでくる音がして息を切らした少年が飛び出してき…

‘徳’ポイント

信号のない横断歩道でも停まってくれる車やバイクのひとに10‘徳’ポイント! ちなみに、次のひとのためにトイレットペーパーの芯を替えてあげると1‘徳’ポイント獲得できます。100‘徳’ポイントたまるごとに、駆け込むことを諦めた電車のドアが奇跡的に開きます…

誰も知らない努力

電車で席を譲られないようにおなかを最大限に引っ込めて立っているので疲れます。

くんくんくん

この世でもっともイイ香りはカップヌードルシーフード味、もしくは猫の耳の下。

肩寄り添う

たとえば咳がつらそうなひとに「つらそうですね」って言うと、咳しにくくなってもっとつらそうなので、ぐっと控える。と、咳がつらそうなひとだけがそこにいる。どうしたらいちばん良いのか、いつも間違えたくない。けど、やっぱり、じぶんがそうされて良い…

〈35〉スーパーボール効果

たいがい私も「考え過ぎ」だが、スーパーボールほど「弾み過ぎ」なヤツもいないと思う。 小学生の一時期、なぜか流行っていたスーパーボールは弾み過ぎて、ひとたび手から放たれ地面に打ち付けようものなら、あらゆる方角へ跳びはねてゆき、あれよあれよと道…

すいません

「すいません」って謝る人を私は許さない。「すいません」じゃねーわい、「すみません」だろやい! って。・・・口汚なくてすみませんッ。

ハッシュタグつばめ

通勤路の途中につばめの巣が3つ4つ並んでいる軒下があって、今年も巣立っていきました。今ごろはどのあたりを飛んでいるでしょうか。ひとりでいるでしょうか。赤いのどして。

今かいまか

今日は暑くなるみたいですね。あ、まだ土の中の蝉の幼虫が今、寝返りをしたかもしれません。

〈34〉モテない勇気?

思春期という湯船に浸かりながら、女子中学生時分の私は、ずいぶんと肉付きのいい己の腕やお腹の肉をつかんでは、 「この肉はHさんに。ここの肉はY子ちゃんに。ここはごっそりM美にッ!」 と、妄想の中で勝手に、スリムで男子に人気がある彼女たちに我が贅肉…

〈33〉きのこじゃなかった

前回、正体不明のじゃがいもみたいのが、きのこだった! ってことで、もうこの世の不可解なものすべての正体がきのこなんじゃないかと思われ、これまでじぶんがモテなかったのも全部きのこのせい! ってことにして安堵したところだった。 しかし、なんとアレ…

〈32〉じゃがいもみたい

「ヤー! 何コレー!!」という声が職場に響いたのでビクッとしてそちらを見やると、枯れ葉の上に乗っかった何かがそろーりと運び出されようとしていた。 「じゃがいも? 腐ったじゃがいもじゃない?」 「見た目、そうですよね? でも違うんです……メッチャ軽…